



ビューティコントロールサービスは、平成6年1月創業以来、22年間にわたり九州熊本に拠点を置きエステティックの美容と健康の商品卸業を展開してまいりました。創業以来、32℃化粧品のメーカーでもある株式会社アミックグループ様より皮膚生理学、香粧品学、ホームケアテクニック全般、メイクアップテクニック全般、サロンケアテクニック全般、ボディケアテクニック全般、皮膚カウンセリング、皮膚の分類法、カウンセリングによるエステティック・プログラミングとテクニック、施術効果の評価など、幅広い皮膚科学研究所の最先端のノウハウを習得させていただきました。
そのプロフェッシュナルの講師の先生方の中でも、一番お世話になったのが青森県出身のA.T先生です。
そのA.T先生が突然、白血病の為、平成17年8月24日に帰らぬ人におなりになりました。
すごく悲しくて辛く、ショックでした。
まだ、何の恩返しもしていないのに・・・。
その先生が入院期間中に一時退院の告知を受け、先生から平成17年6月1日の夕方に1本の電話が入りました。
「こんにちは、伊藤さんA.Tです。心配かけてごめんなさい。でも体調だいぶん良くなってきましたよ」
「伊藤さん、お医者さんから一時退院の許しが出たので熊本に行きたいの」
そっか〜・・・Tちゃん、温泉好きだったから黒川温泉にみんなで行こうか。
「ほんと。嬉し〜い。ありがとう。」
「伊藤さん、私、今、思っている事があるの」
「なぁにー。」
「あのね、私、身体良くなったら青森に帰ろうと思って・・・」
「それもいいかもね。」
「そして、エステティックサロンを開きたいの」
「どんなエステティックサロンかと言うと・・・・・」
「お客様を癒してさしあげ、お客様の喜びと満足によって私が癒されるの」
「つまりお客様を癒し、そして、私が癒されるエステティック」
「いいでしょ」
それいいね。
「あのね」
「そのお店の名前を考えたの」
「なぁにー。」
「こころここ」
「なにそれ?」
「いつも心がここにある・・・だから、こころここなの」
「いいね。それ、ちょうだい。」
「ダメですよ」
こんな電話での会話を最後に、一時退院も実現せず8月24日に帰らぬ人となって天国に逝かれました。
それから約1年「こころここ」の言葉が脳裏から離れず、何か「こころここ」「いつも心がここにある」をA.T先生に代わって活かせないかいつも想い考えていました。
そんな中、平成18年の8月、大型台風が来るとのことで明日は臨時休業!
夕方から想いを巡らせていたら朝方の4時頃、気付きました。
いつも人を想い、人の為に尽くしている人の「人としてのブランド」を創ろう。
プロフェッシュナルとしての知識力、技術力、商品力によってお客様の結果と満足を追求するだけではなく、「人間力」あってこその更なる満足の為に人のブランドを創ることができないだろうかと思い、9月から行動が始まりました。
まず、ブランドになるロゴマークを創ろう。
「こころここ」を表現するデザイン。
植物の自然なみどりに朝露の水玉の輝き!
朝露の水玉が純粋な心を表す!
これにしよう。
決定!
よし!
そうやって「Cocoro.ココ」のデザインが誕生しました。
そして、平成19年1月より熊本県の商標登録相談会に何回も出向きました。
そこでは、商品や店舗など形のあるものには申請できますが、伊藤さんの想う商標登録は難しいです。の繰り返し。だめかも!
ダメもとで最後と思って相談したのが特許事務所の所長さん。その弁理士の先生の導きで、6月に商標登録を特許庁に申請させていただきました。
それから1年、残念なことに平成20年6月に特許庁から差し戻しがありました。
すぐ、弁理士の先生に相談したら、伊藤さんの「こころここ」に対する情熱とこの物語の深さ、それと上から読んでも「こころここ」、下から読んでも「こころここ」だし、言葉のゴロがすごく良いので、これからの「人」の為に是非活かして下さい。伊藤さんの実績を基に申請しましょう。
の言葉をいただき、再度、申請しました。
待つこと3ヵ月、9月の上旬に特許庁からの「Cocoro.ココ®」の商標登録証が届きました。
うれしくって、うれしくって、涙、うれしかった!
さあ、どう活かすべきか!
今から、心を必要とする時代!
よし!
そして 「Cocoro.ココR」事業として、美容セミナー、健康食育セミナー、人間力セミナー、企業セミナー、学校講話、 地域社会講話を通しての人材育成や社会貢献が、私たちビューティコントロールサービスのもう一つの使命になりました。